このページでは、さまざまな漢方薬の詳しいご紹介や、 タイムリーな病気の話題、体験談などを 徒然なるままに書き綴っていきます。。。


     
  医学で大切なもの!
2008/03/19
 
     
 

 細菌学から発展した西洋医学は、シンプルだけど原
因究明を主とする西洋哲学から生まれている。
 よって、病気を特定し、その原因を究明して、それ
を攻撃する方法論を取る。

 東洋医学は、バランスを重んじる東洋哲学から生ま
れている。原因となるものを、攻撃するのではなく、
周りの免疫力をあげて、自然に治癒するのを待つ。

 どちらのやり方も、病気を治すのに必要なことで、
偏らない考え方がベストであると思われる。

 しかし、どちらの医学にも大切なことが共通して
ひとつある。患者さんを安心させることである。

 これが出来ないと、病気が治癒することはない。

 医者にせよ薬剤師にせよ看護師にせよ、その他医療
従事者にせよ、この部分が重要になってくる。

 不安になっている患者を、安心させる能力がないと
医療関係者には、向いてないと言える!

 病院や薬局などに行かれた時に、安心感がない場合
は、そこは、あまりお勧めできません。

  

 
     

     
  予防医学!
2008/03/15
 
     
 

 日本人はお医者さんの西洋医学に頼りすぎて、予防
医学というものには、すこし無頓着な気がする。

 確かに、救急救命医学は大切だし、それは西洋医学
の最たるもので外科中心の医学になる。

 ただ、慢性病は生活習慣病と言われ、普段の生活習
慣、例えば食生活や睡眠や精神的なものの乱れから、
起こっている場合が、ほとんどである。

 多少、遺伝子、DNAが関与する所もあるが、基本
的には、生活習慣の乱れから起こる。

 起こってしまった病気、生活習慣病は、普段からの
予防策で、かからないことが多い。だから、東洋医学
による漢方薬を使った予防医学の重要性が叫ばれてい
る。

 もちろん、ある種のサプリメントも予防に使われる
こともある。

 それともう一つ。正しい医学の普及がされていない
ことも多い。医療従事者は、正しい医療の啓発に勤め
る必要も多い。

 知識のない医師や薬剤師、人間的でない医師や薬剤
師、精神的におかしい医師や薬剤師が世の中に多い事
を、認識しているべきである!

  

 
     

     
  花粉症!
2008/03/12
 
     
 

 昔は、アレルギー性鼻炎といって、漢方では、小青
龍湯や小柴胡湯を飲ませていた。

 抗ヒスタミン剤の使用は、お医者さんの常套手段だ
が、眠気の副作用を防ぐ為に、改良を加えたり、原因
物質の発生を防ぐものを使用したりしてはいるが、根
本的には変わっていない。

 確かに、スギなどの花粉が増えた現実もあるが、こ
れだけの人が苦しんでいると、何か解決法がないだろ
うかと、模索してきた。

 ひとつは、早めの予防が効果を発揮している。

 1月ぐらいから、予防の漢方薬を飲んでいる人は、
花粉症が現れてこないし、現れてもひどくならない。

 予防していなかった人に対しては、鼻炎を止める
漢方薬に、予防の漢方薬を加え、さらに、栄養剤的
なサプリメントを加えることが多い。

 来シーズンからの早めの予防をお勧めいたします!

 

 

  

 
     

     
  雪山で!
2008/03/03
 
     
 

 2年ぶりに、ハチ高原に行った。

 昨年は雪が無く、行けなかったが、今年は大雪で
スキーや雪遊びに楽しんできた。

 ハチ高原の宿泊するロッジには、すべての部屋に
加湿器が設置されていた。空気が乾燥している為に
喉が乾燥して痛くしないように取り付けてある。

 喉は、常に潤ってないと何か病変が出てくる部位
である。非常に、細やかな粘膜と筋肉の集まりの所
であり、歌手やアナウンサーのように常に使ってい
る人は、ポリープができたりすることもある。

 喉を強くするには、単に潤しているだけでは無理
で、呼吸法もかなり大事である。声を出す時に、息
をちゃんとはき、その合間に息を吸う。

 そんな簡単なことで、喉は守られる。

 そして、普段から、肺を強くする漢方薬を一緒に
飲んでいただければ、さらに強くなる!

  

 
     

     
  暇だと病気になる!
2008/02/22
 
     
 

 お客さんの年輩の方と話している時に、この話題が
出てきた。

 「年寄りも暇やと悪いところばかり探すのが仕事に
なって、医者に行って病気になる!」

 確かに!

 いろんな面で、年をとってからも、仕事を持ち、体
を動かすことは大事になる。

 筋肉を動かすことで、解毒力があがり、肝臓の働き
を、カバーすることができる。

 家でじっとしてるより、何か体を動かすことを、常
にしておくほうが、健康で長生きできる。

 そういう面では、西洋医学で長生きさせることは、
不可能に近い。まして、病気は治そうとするが、命の
ことまでは考えられないみたいだ。

 東洋医学がすべてとは思わないが、体のバランスを
考えて、健康に保つ医学であるから、東洋医学のほう
が、健康や命のことは考えている。

 西洋医学が中心の保険医療は、原則として救急救命
や重篤な病気に必須なものである。

 だから、生活習慣病には効果がないこともあるわけ
であるから、東洋医学で治す方向で考えたほうがいい
と思う。


 お医者さんは一部の人しか東洋医学のことを、習得
していないので、漢方専門薬局で調合していただくこ
とがいいと思う。

 さらに、医科向けの漢方薬の中には、非常に効き目
の怪しいメーカーも存在するので、気をつけていただ
きたい!

  

 
     

     
  入試の悲喜こもごもに!
2008/02/12
 
     
 

 大学入試の発表のシーズンがやってきた。

 当事者は大変!当落で一喜一憂している模様です。

 さて、ここで、この時期の受験生のストレスはどう
解消すればいいのでしょうか?

 高校生は、この時期は勉強勉強の連続で、なかなか
心、休まることが無い。お風呂に入ったり、ご飯を食
べたりする時ぐらいしか、ほっとする時間はないのか
もしれない。

 こんな時期は、とりあえず気力体力も両方回復する
ような漢方薬が必要になってくる。そして、大事なの
は、下痢や便秘など起こらないようにすることも、現
実問題としては必要である。

 そういった場合には、朝鮮人参の配合されたものを
服用するのがいいと思われます。ただし、刺激が低い
ものがいいので、お茶レベルのものをお湯に溶かせて
飲むのがいいです。

 さらに、インフルエンザなどの感染症から身体を守
る為の、漢方薬を加えれば万全です!

 

  

 
     

     
  本治と標治!
2008/02/06
 
     
 

 本治とは、根本的な治療のことで、標治とは、対処
療法のことと理解されている。

 よく、西洋医学は標治で、東洋医学は本治だと、言
われているが、東洋医学つまり漢方薬の投薬の中にも
標治の役割の部分もある。

 今、いろんな病気で薬局を訪ねてこられる方は、そ
の治療の考え方が明確で無い人が多いし、お医者さん
に根本治療でかかっている人も多い。

 でも、生活習慣病は、生活習慣が原因になって起こ
ったものだから、症状を一時的に軽くするのは、西洋
医学でもいいが、根本的な治療は、向いてない。

 本来、生活習慣病は、生活習慣を改めることから治
ることが多いが、それを改めないで治したいと考えて
いる人は多い。

 根本的な治療というのは、正しい生活習慣に立脚し
たものだということを、忘れないでほしい!

 

 

  

 
     

     
  中国産漢方薬!
2008/02/04
 
     
 

 最近、中国製食品の農薬混入の問題が、紙面をにぎ
あわせているので、ここで、中国産漢方薬や中国産の
生薬(漢方薬の原料)のことを書いてみたい。

 結論からいうと、ほとんど大丈夫である。

 ただ、残念ながら、すべて、大丈夫とはいえない。

 中国産の漢方薬やその原料生薬に関しては、過去は
かなりええ加減な物が存在したが、薬事法による規制
や厚労省の指導のもとに、正常化してきた。

 ただ、中国で作られている漢方薬の一部には、製造
の過程で、製造方法によっては、身体には影響はない
が、液剤の中には固形物が混じっていたりするものが
ごくまれに存在する。

 そんな場合は、まず、買った薬局に言っていただき
たい。そこから、メーカーに連絡してその日のうちに
対処していただけるはずである。

 薬局の対応が、迅速でない場合は、その薬局を信用
できないように思う。

 漢方薬の品質については、その原料の品質と製造方
法によるものだから、ちゃんとしたメーカーでないと
ええ加減なものになる。

 大きく名前が通っているメーカーの漢方薬が、いい
物じゃなくて、ちゃんと理念を持って存続しているメ
ーカーの漢方薬がいい物なのである。

 消費者は、ちゃんとした漢方薬局に相談して、いい
漢方薬を調合してもらうことが大事である!
 

  

 
     

     
  足湯!
2008/01/25
 
     
 

 数年前に、札幌に行った時に、さる漢方の大家から
教えていただいた「足湯」。

 暖冬で最近数年は、あまり使わなかったが、今年は
足湯を多様している。

 前にも、書いたとおり、心機能改善にも使うので、
重宝するものだが、ここに牛車腎気丸と当帰四逆加呉
朱ゆ生姜湯を加えるのが、セオリー。

 しかし、最近は、血行不良の方が多くなったので、
冠元顆粒や牛黄を加えるのが、無難!

 寒くなったり、風邪が長引いたり、咳が止まらない
時には、心機能が落ちてることを認識して欲しい。

 もちろん、パソコンや携帯電話の電波系も心臓に悪
いことも認識してくださいm(_)m

  

 
     

     
  漢方の奥深さ!
2008/01/22
 
     
 

 先日、ベテランの漢方薬局の先生方と話をして気づ
いた事があります。

 漢方を勉強し始めた時は、50歳ぐらいになれば、
漢方を会得して、お客さんにも満足していただける
ようになってると考えてました。

 しかし、やはり、年数だけでなく、お客さんにどう
接するかや病気に立ち向かっていくモチベーションも
大切なこともわかってきました。

 
 でも、一番、大事なのは、冷静に自分を評価できる
力を持つことだと思います。


 今、周りの若い漢方薬局の先生方を見ると、経験は
積んで勉強もして、口ではいっぱしの事を言うように
なってきたけど、天狗になってるだけで、余裕もなく
人間的にもまだまだの人が多い!

 そういう若い人をなんとか一人前に育てないといけ
ないが、聞く耳持たない人も多い。そういう若い子を
見て、はたと気が付いたこともある。


 それは、漢方薬をずっと研鑽することにも大事だし
、それによって人間的にも成長していかないといけな
いと思う。

 もっと、基本に戻り初心に戻って、お客さんの前に
向かい、そして、さらに勉強してきたいと思う!

  

 
     

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