漢方のめぐみ(43) 熱中症
2018/08/28
 今年の夏の暑さは半端なく、ポカリスエット、アクエリなどをよく飲まれたと思いますが、経口補水液なども常備しておいてください。

 熱中症に関しては、予防しかなく、首の後ろを冷やす(コールドスプレーや保冷剤)ことや、まめに経口補水液やポカリやアクエリの補給に心がけてください。

 ただ、水分の補給だけでは、お腹が冷えて下痢になる場合もありますので、しっかりご飯などの炭水化物も摂取することも大切ですし、小豆を含む和菓子や冷やしぜんざいなどの摂取も予防の効果が現れます。

 熱中症の症状が出てきたら、涼しい所で寝かしつけ、筋肉がつってきたら、すぐに救急車を呼んでください。そして、牛黄を飲ませることが、救命に必要になります!

漢方のめぐみ(42) 夏風邪
2018/08/28
 夏の風邪は、ウィルスや細菌の感染が原因になるものよりも、冷たい物の摂りすぎの胃や内臓の冷えやそれに伴う内臓の機能低下の症状がよく見られます。

 もちろん、温かい飲み物や食べ物を摂ることが一番大事ですが、胃腸機能を回復させる事が必要です。もし、食欲が落ちてきているなら要注意で、豆類をよく食べる事が大事になってきます。

 漢方薬では、脾や肺(胃腸機能や肺機能)を元気にしてやる事が大事で、健脾散(参苓白朮散)をお勧めいたします。

 食欲がなかなか戻らない人には、サプリメントですが、冬虫夏草を配合しているプログリーンコンクやクロレラ食品のバイオアルゲンをお勧めいたします。

 市販の風邪薬やお医者さんで出る風邪薬に関しては、ほとんど効力を発揮しないのでご注意ください!

漢方のめぐみ(41)糖尿病
2018/06/08
 ちょっと思い話題ではありますが、生活習慣病の中でもかなりの確率で日本人に多い病気なので、対処法を知っておくと便利だと思います。

 検査などで、血糖値が高いと判断された場合は、血糖値を下げる膵臓から分泌される「インシュリン」というものが関与してきます。

 血糖値が高いと言われた方は、だ液を活用して、つまり炭水化物を摂った時にはよく噛む、という事が重要になってきます。

 それだけで十分とは言えませんが、口に食べ物を入れたら30回は、噛むようにしてください!

 漢方薬やサプリメントの服用で、血糖値を下げる事は、それぞれの体質や遺伝によって変わってきます。
  
 しかし、一般的には、青汁や酵素などの服用をお勧めいたします。青汁も酵素も、腸の働きに関与していて、青汁は血液をきれいにすることが言われてますし、酵素は、いろんな栄養素が入っているので、内臓の機能を良くしてくれると言われています。

 糖尿病はその合併症が、問題にされていることが多く、人工透析にならない為にも、冠元顆粒は絶対に必要かもしれません。個人的には、必ず万能薬、牛黄を使いますが、鹿茸を併用すれば、もっといい結果が出てくると思います。

 眼底出血になったり、尿の色が茶色になったり、疲労感が抜けないなどの症状が、定期的に出てくる場合は、早く病院に言って検査を受けることをお勧めいたします。

 予防には、霊鹿参とワタナベオイスター、麦味参
の服用をお勧めいたします!

 

漢方のめぐみ(40)五月病?春バテ?
2018/06/08
 4月のテーマは五月病だったが、最近は春バテという言葉まで、世間にまん延しているようになってきました。

 五月病は、4月からの新年度になり、進学や就職で何かと、精神的にふわふわしたり、気持ちが落ち着かなくなって、学校に行くのも会社にいくのも拒否してしまう精神状態のことである。

 一方、春バテは、桜が散る頃になると、何かと疲れてしまう状態の事を言い、こちらの方が、治りやすい。

 ミネラル、ビタミンの多く含んだサプリメント。例えば、ワタナベオイスターなどを飲めば、すぐに元気になります!

 五月病に関しては、明確な治療法など、存在するものではないが、上記のワタナベオイスターのように、精神的な領域に効くサプリメントの服用や、自分の好きなことをする時間を多く持てば、気持ちが楽になって、学校にも会社にも行きやすくなります。

 友達の存在も大きく、夜にうだうだ話してるだけでも、気持ちが楽になりますので、肝臓にいいサメミロンや木鶏丹などを飲んで、アルコールの力を借りるのもいいかもしれません。

漢方のめぐみ(39)花粉症
2018/03/07
 だいぶ暖かくなってきて、過ごしやすくなってきましたが、そろそろスギ花粉の飛散がテレビの天気予報に出てくるようになってきました。

 花粉症は、この時季はスギ花粉が原因となる、アレルギー症状で、透明の鼻水が止まらなくなったり、目が赤く腫れたり、かゆみが止まらなくなったりする症状が中心になります。

 耳鼻咽喉科に受診されると、鼻水を止める抗アレルギー剤が処方される事がおおいですが、副作用に眠気が出るものあり、車の運転などされる方は要注意です!

 漢方では、肺腎の働きが弱くなっている人に多く見られる症状なので、八仙丸や小青龍湯などを使われる事が多いです。

 ただ、免疫の過剰防衛と捉える考え方もあり、ミネラルビタミンの補給や、腸の働きを盛んにして毒素を出す方法も使われています。

 花粉症の予防には、漢方薬では、衛益顆粒や五行草茶を中心に、サプリメントでは、クオリ酵素や牡蠣肉エキスのワタナベオイスターなどをお勧めいたします!

美味しい漢方薬!
2018/02/14
 昔の漢方薬は、煎じるのが通常で、処方された漢方薬の刻みを。祖母がコトコト土瓶で煎じていた光景が思い出されます。
 その煎じ薬を飲ませてもらったのだが、その苦いような渋いような味には閉口して、あまり漢方薬を煎じて飲むのが苦手でした。

 漢方薬局に勤めている時は、煎じ薬が主流だったので、よく処方しましたが、自分自身は粉や顆粒の漢方薬を飲んでいました。その当時は、電気ポットのような自動煎じ機なるものも登場して、それを売っていた記憶もあります。

 自分で漢方薬局を35年前に始めた頃は、煎じ薬をお客様の半分ぐらいの方に処方していたが、徐々に、その邪魔くささが原因なのか、煎じ薬を所望される方がどんどん減っていきました。
 さらに、続けて漢方薬を飲んでもらうには、粉や顆粒の薬や錠剤やカプセルに入ったものも登場して、そちらが主流になっていきました。

 ただ、漢方薬の場合、粉や顆粒も量が多いし、錠剤もカプセルも剤形が大きいものもあり、喉を通りにくいという欠点もありました。さらに、今年のように寒さがひどい時は、温かい漢方薬を液体で飲みたいという声もあがってきました。

 そこで、昨年ぐらいから、溶けやすい漢方薬の顆粒をお湯で溶かして飲む方法をお客さんに勧めてました。ところが、あまり美味しくないと敬遠されるお客様もいて試行錯誤していましたが、・・・

 今年からは、漢方薬の顆粒に酵素とゆず酢をいれてお湯を注ぐという方法で、飲んでいただくようになりました。

 本当に美味しい漢方薬の誕生でした!


漢方のめぐみ(38)五臓について
2018/02/06
 漢方のめぐみの放送では、11月に肺、12月に脾(胃腸系)、1月に間肝、を説明させていただきましたが、2月は腎を説明させていただきます。
 
 漢方の一つの理論として、五臓という考えがあります。身体の臓器や働きを、心、肺、脾、肝、腎、という5つの臓に分け、その働きや関係で病気や体質などを見極めていくわけです。

 命にとっては、心、が大事なのですが、それを支えてくれるので大事なのが、肝腎になります。

 肝と腎は、肝腎かなめという言葉からもわかるように、血液や全ての臓器の働きに関与しています。
特に、症状や病気が長引いている方は、肝腎の働きの低下もその一因になると考えられます。

 肝腎の働きを良くする為には、基本的な生活習慣がとても大事になってきます。
 早寝早起き、バランスの良い食事、ストレスの無い生活などを見直すだけでも症状の緩和はできると思います。


 ですから、体調が悪い時に、すぐ、お医者さんにかかるのは、ある意味、両刃の剣になってしまいます。上記の3つの基本的な生活習慣を改めることで、症状が緩和することもあります。

 ただ、毎日同じ時間に違和感のある症状がでる場合は手遅れにならないようにお医者さんにかかって、診断を受ける必要もあると思います。

 さらに、お医者さんで行われる検査も、病気を判明させることが目的で、軽い症状で、悪い部分を特定する事には難しい場合もありますので、検査だけで判断するよりも自覚症状を大事にしていただきたいと思います。

 信頼のおけるお医者さんや薬剤師さんなどの人のアドバイスを直接お会いして確かめることがかなり重要になりますので、それを心がけていただきたいと思います。

 

脳血流改善について!
2017/11/23
 脳の血液の流れが滞る(とどこおる)といろんな病気や症状が出てきます。頭痛、肩こり、脳梗塞などが代表的な症状や病気です。生活習慣病(糖尿病、高血圧、痛風、慢性肝臓疾患など)にかかると、脳の血流が悪くなることもあるので、気をつけないといけません!

 習慣性の頭痛や肩こり、生活習慣病をお持ちの方は、漢方薬を使って脳の血液の流れを良くすることが必要です。

 血液サラサラというお薬が、お医者さんからも投薬されていますが、長期服用による副作用などのマイナス要因が心配になりますので、漢方薬を使うことをお勧めいたします。

 レイヨウカクという動物性漢方薬や精神安定効果のあるジンコウ(沈香)という植物性漢方薬の配合された「能活精(のうかっせい)」という漢方製剤が一番いいでしょう。

 60歳以上や命にかかわる病気をもっていらっしゃる方は、能活精に牛黄を加えて、命を守るようにすることをお勧めいたします!
 

漢方のめぐみ 第3シーズン開始!
2017/11/13
 先月の10月から、冨多めぐみさんとの「漢方のめぐみ」が始まりました。めぐみさんのようなお若い方にも漢方を身近に感じてまらうような放送にしたいと思いますので、第1第3月曜日の12時40分過ぎと再放送の8時40分過ぎには、バンバンラジオ(FM86.9MHz)をお聞きください。

 そもそも漢方というのは、西洋医学のように病気を特定して治療法を確定するものではなく、症状を軽減することと、命を守ることを目標にして、弁証論治(なぜその治療を選択したのかの理由を明確にして治療する)という方法をとっています。

 さらに、日常の生活習慣やストレスの軽減も、症状の緩和につながりますので、大事な要因になります。そして、カウンセリングもストレスの軽減の重要な要因ですので、十分な会話も必要になります。

 陰陽五行という漢方の考え方を基本にして、漢方を柔らかく説明していきますので、放送とこのコメントをよろしくお願いいたします。

漢方のめぐみ(37)第2シーズン終了!
2017/09/13
 堀あやみさんとの「漢方のめぐみ」第2シーズ

ンが、9月11日で終了しました。第1シーズン

が北川恵さんで約2年、堀あやみさんとは昨年の

7月からだったので、1年2ヵ月で終わることに

なりました。


 パーソナリティによって、漢方の話がずいぶん

変わるものだなあと実感させていただきました。

そして、5分でひとつのテーマを話することにも

なんとか慣れてきました。来月からは、第3シー

ズンが始まりますが、どんな方とご一緒させてい

ただくのか、とても楽しみです!


 最後の放送では、漢方の極意というか漢方の位

置づけを話させていただきましたが、西洋医学と

東洋医学(漢方医学)の違いや、日常の生活習慣

の大事さ、そして、ストレスを溜めないようにす

ることの大切さもお伝えしたつもりです。


 西洋医学には、その良さがありますが、その弱

点を補う東洋医学や日常の生活習慣も大事にして

いただいたら、健康な生活になると確信しており

ます。


 10月から始まる第3シーズンは、もう一度、

初心に戻り、漢方をやわらか〜く伝えていきたい

と思いますので、よろしくお願いいたします。

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