漢方のめぐみ(72)漢方の問題点1
2022/06/01
 今年の1月から4月まで、バンバンテレビ&ラジオで、漢方の本質を計8回お話させていただきました。

 いろんな漢方の考え方はあると思いますが、漢方の本質を探る過程で、いろんな問題点も出てきましたので、それを書いてみたいと思います。

 漢方の本質で、まず第一に大事なことは、お客様に
いろんな事をしゃべっていただく事かもしれません。
聞き上手で話しやすい雰囲気をかもしだすことで、身体の事以外の相談の方が増えたりすることも多々あります。

 特に、漢方を勉強されて感銘を受けられた方やベテランの方に多いのですが、自分の考えをお客様に話することばかりで、お客様の話を聞くという姿勢に欠ける場合が多く見られます。たくさんの漢方薬を買わされる薬局によく見られる光景かもしれません。

 漢方は、お客様と私たち漢方相談薬局側の信頼関係を築くことが大事で、それは一朝一夕にできるものではありません。

 お客様のいう事を、すべて聞くという姿勢が大事で、漢方薬を決めるのにも、お互い一緒に考えるという姿勢が大事だと思っております。

 漢方薬を売りたいが為に、お客様の声を聞かない漢方相談薬局は、いつまでたってもお客様の信頼を得ることができず、袋小路に入ってしまったり、漢方薬を出すのがこわくなってしまったりする場合もよく見受けられます。

 確かに経験年数なども大事なファクターかもしれませんが、お客様の事をちゃんと聞いてお客様に寄り添う事が、漢方相談薬局の使命かもしれません。

 私の漢方の師匠の、猪越先生に、漢方を学ぶ上で、初めに教えていただいたことです!


漢方のめぐみ(71) 漢方の本質
2022/01/13
 昨年の12月に、「2021年モチヅキ薬局における漢方の本質」をお話させていただきました。2回の放送10分間で話せる内容ではないことを実感いたしましたので、2022年の1年間かけて、この表題「漢方の本質」の事を、放送とこのコラムで考えていきたいと思います。

 漢方というものが何であるかは、それぞれの漢方の捉え方により時代に即したいろんな解釈がなされてきました。1980年以降は、「中医学」という三文字が中心になって漢方を説明されているような気がします。

 ただ、漢方は、東洋哲学やインド哲学などいろんな哲学や臨床的な考察によって形作られてきました。さらに、漢方薬の原料になる生薬の材料学からの考察も参考にされています。

 勉強すれば勉強するほど、考えれば考えるほど、袋小路に入って、わからなくなることも多々あります。もちろん、その漢方の事をわかりやすく解説された本も多く出版され、その解釈の仕方を勉強すれば勉強するほど袋小路に入って、わからなくなることもあります。

 
 漢方の本質は、その袋小路に入ってからが大事で、どうしたらその袋小路から出ることができるかを考えることかもしれません。

 その方法は、座学で勉強することだけで、解決できる事ではなくて、お客さんと一緒になってその袋小路を出る方法を考えることが大事なのではと考えます。

 そして、そのうえでどんな生薬、漢方薬、いやサプリメントも含めた食品をどう使うのか、日常の食生活を含めた生活習慣をどう改善するのか、ストレスをどう軽減するのかを、お客様と一緒に考え、修正を加え、よりよい健康な生活を創造することが、漢方の本質というか漢方道なのかもしれません。

 これから1年かけて、その本質にできるだけ近づけるように放送やコラムを頑張っていきますので、今年も「漢方のめぐみ」をよろしくお願いいたします。

 漢方のめぐみは、第1第3火曜日、午後12時40分過ぎ(再放送は、20時40分過ぎ)に、兵庫県加古川市のバンバンテレビ&ラジオで放送しております。

漢方のめぐみ(70) 後天の精
2021/11/09
 生まれた時にその機能や力が定まってるのを先天の精と考え、生まれてから機能や力が定まってるのを後天の精と漢方では考えている。

 先天の精は「腎」後天の精は「脾」と考えられている。

 脾は、ざっくり胃腸機能の事と考えると、胃腸が悪い人は先天的でないと考えられるので、生まれてからの生活習慣特に食べている物に起因することが大きい!

 胃腸機能を上げるには、温かい食べ物を摂ることを心掛けてほしい。特に、秋から冬の寒い季節は、粕汁や鍋物が好ましい。

 アルコールも、日本酒では熱燗、ワインも人肌、冷たいビール、ハイボール、酎ハイなどは避けて欲しい。焼酎は、レモンなどを入れた湯割りなどがお勧めである。

 お刺身やお寿司も、胃を冷やすので要注意で、日本酒の熱燗と合わせたほうがいいと思われます。

 漢方薬としては、朝鮮人参の配合された処方がよく用いられる。参苓白朮散(健脾散)、香砂六君子湯(健胃顆粒)が基本的にはよく使われるが、消火剤としての、晶三仙も最近はよく使われるようになってきています。

 上記の漢方薬で、胃腸の調子が戻らない場合は、救心感応丸気や霊黄参などの牛黄が入ったものを選択する場合も多い!

漢方のめぐみ(69) 自宅療養と漢方
2021/09/22
 9月の放送で自宅療養と漢方についてお話させていただきました。コロナ等で自宅療養を余儀なくさせられた人も多いと思いますが、できるだけストレスを貯めないようにしてほしいと思います。

 ストレスを貯めないようにするには、ワタナベオイスターが、まず必要になります。そして、漢方では心脾顆粒やシベリア人参茶の服用をお勧めいたします。もちろん、救心感応丸気もいいと思います。

 四つん這い歩行が、身体の内臓も休めてやれるので、自宅療養期間は、部屋の片づけや拭き掃除などをお勧めいたします。

 もちろん、外に出ることができるなら、散歩や山登りなど、身体を動かせて、汗をかくことも必要ですし、部屋にこもっている場合の食事は、バランスが悪く炭水化物やたんぱく質や脂肪分が多くなるので、できるだけ野菜中心の食生活をお勧めいたします。

 栄養剤としては、ワタナベオイスターやグロスミン(クロレラ性食品)やプログリーン(大麦若葉の青汁)やクオリ酵華(果汁酵素)などの食品で補ってやることも重要になってきます。

漢方のめぐみ(68)不安神経症
2021/07/20
 コロナ禍の昨今、現代病になりそうな病気のひとつが不安神経症!他人にとってみては、大したことないと思えることが、本人にとっては不安で不安で、いつになっても不安しか残らないというような症状が特徴であると思われます。

 比較的プライドの高い人に見られる症状であるが、すべての人に先行きの不安はあると思われるので、すべての人に飲んでほしいモノ、サプリメントや漢方薬をあげていきたいと思います。

 寝れない方は、ノンレム睡眠(ぐっすりした睡眠)が取れない場合が多く、亜鉛などのミネラルが多量に入った、ワタナベオイスター(牡蠣肉エキス)を、第一にお勧めしたい。登校拒否や出社拒否にもよく使われます!

 ストレスが強くて、神経が参ってる方には、救心感応丸気や心脾顆粒(帰脾湯)を使う事が多いです。

 どうしても不安が取れない場合は、他人との会話や、
山登りやスポーツジムなどの何も考えない身体、特に足を使う事もお勧めいたします。

  

漢方のめぐみ(67)お酒と料理のマリアージュ
2021/05/06
 先月のテーマであった、お酒と料理のマリアージュを漢方的に考察してみたいと思います。

 酒飲みの言い訳のようでもありますが、お刺身にワサビを合わせるのは、胃を冷やすお刺身に温めるワサビをそえたのは、寒熱を考えただけでなく、ワサビの抗菌作用もあったのかもしれません。

 ここでは、寒熱という漢方的な考察で、お酒と料理をとらえましたが、NHK-BSの「あてなよる」という番組では、そういう合わせ方をしていないことがわかります。

 お酒の種類は、ワイン(赤、白)、スパークリングワイン(シャンパンも含む)、シェリー酒の炭酸割り、日本酒、ビール、焼酎、レモンサワーなどいろいろなお酒に合わせる料理は、同じような味をもってくることが多かったと思います。

 そして、炭酸は料理を切るというか口の中をさっぱりさせる時によく使い、油っこいものに合わす事が多く、ワインは、何品種かのブレンドがよく料理に合うような事が多かったです。

 お酒と料理のマリアージュは、実際、身体の事を考えると、特別な機会にするのはいいと思いますが、日常では、もっと質素な料理のほうがいいかもしれません。

 個人的には、赤ワインと焼酎のウーロン茶割りや青汁割りを好んで飲んでます。炭酸系はあまり飲まないです。料理の量は、少量多品種、野菜中心たんぱく質少々、炭水化物は極端に少なくしてます!

 漢方的な考察は、ちょっと難しかったかもしれません。
 

漢方のめぐみ(66) 長寿と漢方(1)
2021/02/25
 古来の中国は、長寿、長生きを一番の価値のあるものとして考え、高貴薬という名称でもわかる通り、高貴な人が漢方薬を使って長寿を目指していた。

 漢方薬は長寿を目指した医療の薬と考えると、西洋医学のような病気を治す医療とは、違ったアプローチであるが、結果的に長寿を目指すと病気も治すこともできると考えられる。

 難しい理屈はおいといて、長寿を目的とする漢方薬で一番に挙げられるのは、牛黄と鹿茸であろう。

 牛黄は、解熱や動機息切れの薬と捉えられているが、実は脳の血流改善が一番の作用と考えられる。すべての疾患は脳の血流の悪い事が原因で起こっていると考えることもできる。

 原因不明の病気や西洋医学で病気は特定できたが症状が治らない場合には、この牛黄を試してみることが一番の近道かもしれません。
 五臓六腑の失調によっていろんな症状が出てくると考えられている漢方理論は、様々な弁証(なぜその治療法や薬を使うかの論拠)によって漢方薬を特定するが、いくらちゃんとお客様の話を聞いたとしても、間違う漢方薬を投薬することが多い!

 そういった場合は、昔から漢方薬局が牛黄+漢方処方を使う事が多いのは、牛黄で保険を打っているように思われる!

 まして、高貴薬の一番大事な位置に紀元前から使われているこの牛黄は、高額な為、臨床データはほとんど作られてないが、生活習慣病の方の長生きの一因になっていると思われる。

 よって、長寿を目指すなら、毎日ごく少量でもいいから、牛黄を服用することをお勧めする!

漢方のめぐみ(65)喫煙と飲酒の漢方的考察
2020/12/18
 喫煙に関しては、多少の効用は認めるとして、新型コロナ渦の昨今では、命とりになることも出てきた。気管支や肺からのウィルスの侵入を容易にさせるファクターが、喫煙には存在する。副流煙による周りへの影響も、吸ってる人よりも大きい事を鑑みると、喫煙に関しては、お勧めできないし、吸ってる人にもやめてほしいと考えます!

 肺や気管支からのウィルスの侵入を防ぐものには、板蘭茶と涼解楽(銀翹解毒散)の服用や、サメミロン(スクアレン)のオイルを喉に垂らすなどの方法が効果的である!

 飲酒に関しては、酒類や量や質の問題が出てくる。ビールやチューハイなどの炭酸を含むアルコールには、飲み過ぎる傾向があり、量に気をつけないといけない。

 日本酒に関しては、糖分の過剰摂取になることから、糖尿病を誘発することもあり、一定の量、例えば1合以上の飲酒は避けたいものである。

 ウィスキーやバーボン、ジンやルキュール類も、過剰な摂取は、内臓の機能を弱め、命とりになるので、気をつけていただきたい。

 ワインに関しても、輸入ワインによく入っている酸化防止剤などは、身体にいいものではなく、グラス2杯までにすべきである。安いワイン、例えば1,000円以下のワインは飲み続けのはお勧めできない!

 焼酎に関しても、日本酒よりは身体にいいというまことしやかな事がちまたで言われているが、これも量を制限していただきたいし、チューハイよりも水割りやお湯割りをお勧めします。

 飲酒の前に、サメミロンや木鶏丹を服用しておくと、肝臓にいいという事も言われているが、量を過ぎれば一緒で、肝臓をはじめとした内臓に悪い影響を与えます。

 肝臓の機能に悪いのは、お酒やたばこより、睡眠不足やストレスなので、早寝早起きや、ストレスは寝たら忘れるというような生活習慣をお勧めいたします!

漢方のめぐみ(64)冬の病変;風邪とインフルエンザ
2020/11/20
 今年は、新型コロナまで拡大している冬の病変ではあるが、残念ながら新型コロナに関しては、確固とした治療法が確定していなしので、発言は控えておきます!

 風邪やインフルエンザの予防には、漢方薬やサプリメントがよく使われます。まず、第一に「板蘭茶」そして、のどの痛みや炎症の予防には、「涼解楽」や「銀翹解毒片」がよく使われます。

 風邪をひいてしまったら、休養が一番お勧めですが、グロスミン源液や牛黄製剤を服用することをお勧めいたします。それは、インフルエンザにしても同様ですが、病院での検査は、さらなる感染の危険性がありますので、グロスミン源液と牛黄製剤、特に霊黄参の服用をお勧めいたします。

 高い発熱に関しては、バイオアルゲンとドラゴン牛黄や牛蟾参の服用をお勧めいたします。

 漢方薬の力は、症状を軽減する事、自己免疫能力を上
げる事、命を守ること、ですが、牛黄などの動物生薬には救急救命に使われることが多く、植物性の漢方薬は予防に使われることが多いです。

 両方の長所を知った上で、うまく使い分けをするのが大事です!いつでも、ご相談ください!

 

漢方のめぐみ(63)冷え
2020/10/20
 10月に入ってから、徐々に寒くなってきました。冷えは内臓の機能を低下させたり、血液の流れを悪くするので、気をつけないといけません。

 冷えを解消するには、血を増やすことと血を流すこと、この2点が大事です!

 血を増やす為には、食事では肉や魚などのたんぱく質と緑黄色野菜をバランスよく食べることが大事で、例えば鍋料理などがこれに該当します。

 漢方では、当帰という漢方薬の配合された漢方処方が使われますが、一番お勧めは「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」という液体の漢方薬です!

 婦宝当帰膠だけでも、血が増えて冷えも解消しますが、血液を流す冠元顆粒や冠心調血飲などを一緒に服用するのもお勧めです。

 腎臓の機能を上げると、脾臓の血を作る力も上がるので、鹿茸の配合された「霊鹿参」を加えると即効性があります。

 古来からの日本漢方では、冷えそのものはには、附子や桂皮や呉朱萸や生姜などを使われることが多いですが、その人の体質に合った漢方処方を選択しないと効きませんので、一度、相談してみてください!

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