美味しいお酒を飲んだ時に、五臓六腑に沁み渡るなどと形容されることがありますが、漢方薬を決める要因の中で、五臓六腑というのは、大事な要因になります。
五臓をまず説明させていただきますが、心、肺、脾、肝、腎、と5つの臓器の事を指します。それぞれの臓器の単独の働きと2つの臓器のお互いの関連性をもとに、身体の状態を把握して、漢方薬を決めていきます。
まず、心ですが、西洋医学でいう、心臓や脳などの循環器のことで、血のめぐりやリンパの流れなど、命に関わってくる臓器なので、五臓の中でも非常に大事になってきます。
心の漢方薬としては、牛黄などの高貴薬が使われることが多く、私個人的な見解では、一番大事な臓器であると認識しています。
昔の漢方薬局の中には、牛黄薬局と言われる、牛黄を必ず投薬してた薬局が多くあり、今も、身体を元気にしたり、原因不明の症状には必ず牛黄などの高貴薬が使われることが多いです。
ただ、値段が高いので、日常に飲めるモノではありません。しかし、インフルエンザやコロナなどの発熱の特効薬としても使われるので、必ず常備携帯しておいたほうがいい漢方薬になりますm(__)m |