ななころび漢方(37) 漢方の得意なところ
2025/06/09
 漢方の得意のところといえば、西洋医学の苦手な部分が該当することが多い。

 最近の西洋医学、というか病院では、なかなか治らなくて苦手な部分が見受けられる。

 まず、痛みなどの整形外科の領域、慢性的な皮膚病の領域、花粉症などの耳鼻咽喉科の領域、そして診療内科などの精神科領域など。

 つまり、なかなか治らない慢性的な症状に関しては、いろんな薬を試してはみるが、根本的な医療を変えていくことは少ない。

 患者さんも、お医者さんにかかりながら、接骨院、漢方薬、サプリメントや食事療法などを試していることが多い!

 個人的な見解であるが、痛みの領域、皮膚病、耳鼻咽喉科の領域、ストレスや不眠などの領域は、漢方薬を試していただく価値はあると思います。

 ただ、気の短い人や疑り深い人には、漢方薬は向いてないかもしれません!

ななころび漢方(36)頭痛
2025/06/06
 世の中に、頭痛や偏頭痛に悩まされている方が多いのは、現代社会のストレスが関与しているのは疑いないと思います。

 漢方的に、頭痛を考えてみると、3つの観点から考察されます。

 まず、血液の流れの悪い方は、例えば、肩こりも伴う場合が多く、血圧も高くなっているかもしれません。

 次に、ストレスが溜まって、心因性の要因が強い方は、精神性の疾患にもかかりやすく、うつ傾向が見られます。

 最後に、水分をあまり摂らない方は、熱中症にもかかりやすく、ちょっとしたことで疲れがたまったり、起きていることができなくなります。

 頭痛の原因は、おおまかに上記の3つのパターンに分かれますので、血液を流したり、気分転換して元気にしたり、水分をいっぱい取って体の代謝をよくしたりすることが必要になります。

 @ 冠元顆粒と婦宝当帰膠or参茸補血丸
 
 A 救心感応丸気

 B 鹿茸製剤(霊鹿参or参茸補血丸)

が、考えられますが、後は補足的にサプリメントを補うこともお勧めいたします。

 酸素不足で頭痛が起こっていると考えると、スクアレン(サメミロン)の服用をお勧めいたします。

 ストレスが溜まっている場合は、牡蠣肉エキスの、ワタナベオイスターの服用をお勧めいたします。

 どうしても治らない頭痛には、牛黄製剤やグロスミン源液を頓服的に飲むのもお勧めいたします!

ななころび漢方(35) 慢性湿疹
2025/05/30
 昨年の冬ぐらいから、湿疹が発症して、それが慢性湿疹になって、皮膚科を受診しても治らないというお客様が、今年の2月以降、何人も見られています。

 花粉症などの影響や季節の変化に依るものかもしれないが、専門の病院の皮膚科に行っても、慢性湿疹と判断され、原因の究明もなく、ステロイドなどの軟膏等で済まされることが多い。

 西洋医学での慢性湿疹の治療法には、限界があるのかもしれませんが、何十年も前からやってることは変わらないと感じます。

 漢方薬を使うことはまれにありますが、薬草やサプリメントの服用や、サプリメントオイルなどの塗布で、ましになっていくことが多い!

 赤く腫れている場合や皮膚がただれているような場合は、「散積宝」、かゆみがある場合は、「五涼華」、そして、スクアレンオイルの「サメミロンエース」を塗られることをお勧めいたします。

ななころび漢方(34) 先天的と後天的
2025/05/21
 漢方の考え方のひとつとして、先天的と後天的、つまり、生まれた時にある症状と、生まれてから現れた症状に分かれて説明しています。

 生まれた時から、アトピーや喘息などの呼吸器系の病気を持ってる方は、漢方でいう「腎」が弱く生まれてきたと判断いたします。

 これは、腎臓の働きやホルモン機関の働きが、十分でない場合が多く、赤ちゃんの時から、クロレラの源液の服用やスクアレンを塗ったりすることで、症状の緩和や予防になることが多いです。

 先天的な「腎」の働きの悪さにより、いろんな症状が現れてきますので、早めの予防をお勧めいたします。

 一方、後天的なものの代表としては、漢方でいう「脾」
、胃腸の働きの事が現れやすいです。生まれてからの食事を始めとした生活習慣により起こるものなので、それは、生活習慣を改めることで、症状の緩和や予防になることが多いです!

 特に、生活習慣病は、先天的な腎と後天的な脾が絡んでいることが多いので、漢方薬やサプリメントで予防をすることをお勧めいたします。

 具体的には、腎を補う、鹿茸や人参の配合された、霊鹿参や霊黄参丸などの服用をお勧めいたします!

ななころび漢方(33) 3シーズン開始!
2025/04/03
 バンバンラジオ第1&3水曜日、生放送の「ななころび漢方」が、シーズン3を迎えました。パーソナリティの大谷奈々さんとの放送をさらに楽しんでいます。

 3年目を迎え、ななころび、しないように、今年度は、予防の漢方を中心にお話させていただきたいと思います。

 元来、日本の漢方は、体質改善を中心に展開されてきました。それが、中医学という中国の漢方の考え方が導入されてから、新しい漢方の形が構築されてきました。

 私見ですが、症状の軽減化と、命を長らえる、という2つの柱があり、それを、お客様と一緒に治療法を考えていくという3つ目の柱の事を、「漢方のめぐみ」からの10年間でお伝えさせていただきました。

 今年は、初心に戻り、漢方での病気や症状の予防法を中心に、わかりやすくお伝えしようと思います。

 毎月第1&第3水曜日のお昼の12時40分過ぎの生放送と
20時40分過ぎの再放送をぜひ、お聞きになってください!


 春は、とかくメンタルが弱くなるシーズンと花粉症などの肺系の症状で、不眠や皮膚の荒れなどが現れてきます。

 不眠に関しては、漢方薬としては、酸棗仁の配合された処方。酸棗仁湯や温胆湯、心脾顆粒などが使われていますが、サプリメントですが、ワタナベオイスターのドリンクやゼリーの就寝前の服用をお勧めいたします。
 朝、心地良い寝起きが出てくると思います。

 花粉症に関しては、衛益顆粒、そして、鼻詰まりの方は、辛夷清肺湯と瀉火補腎丸をお勧めいたします。
 皮膚のトラブルに関しては、塗り薬としては、瑞花露のクリームやローション、そして、サメミロンエース。
飲み薬としては、衛益顆粒と五行草茶を中心に、
 かゆみのひどい方は、五涼華、
 赤くはれたりただれている場合は、星火散積宝、を
加えていただきたいです。

 お食事では、香草野菜、例えば、大葉、シソの葉、菜の花など、そして、いろんな春の香り、例えば、梅や桜のお花見や山歩きなど、4月の自然を満喫していただきたいと思います!

ななころび漢方(32) 冬に悪化する痛み!
2025/03/05
 特に、冬に悪化する痛みの原因は、血流改善や増血や冷えをとることが、第一に考えられる。

 血流改善に関しては、冠元顆粒や活絡丹を服用していただきたい。

 増血に関しては、当帰が多く配合されている、婦宝当帰膠、ワタナベオイスターなどがいいでしょう。

 もちろん、血液を綺麗にする、プログリーンなどの青汁やクロレラ製剤のグロスミンなども、加えてもいいかもしれません。

 さらに、鹿茸が配合された、霊鹿参や、杜仲が配合された、参茸補血丸を加えるのもいいかもしれません。

 最近、中国で見直されてるのが、蟻製剤のイーパオです!痛み止めとしての効果は、活絡丹と合わせるとにより、より一層素晴らしいものになるでしょう!

ななころび漢方(31)3月15日12時から!
2025/03/05
 3月2日に、漢方のめぐみとななころび漢方の
10周年記念の1時間番組の収録が、加古川町
寺家町のびぃぷらす、で行われた。

 司会はもちろん、大谷奈々さん、そして、
有馬記念特番でも共演させていただいてる、
わきたかしさん、がゲストで出演していただ
いた。

 当日は、餡キャンペーンも行い、温かい
ぜんざいや大福やあんこも無料で配らせて
いただきました。
 月1回の川の町マーケットも行われており
、にぎやかな寺家町の再現となったのも嬉し
い限りでした。

 わきさんやななちゃん以外にも、公開
収録に来られた方からも、いろんな相談
があり、なかなかうまく答えられない事
が多かったですが、

 この模様は、3月15日土曜日の正午12時
から、1時間番組として放送されますので、
来られた方も来られなかった方も、ぜひ、
お聞きください!

ななころび漢方(30) 漢方の極意
2024/12/20
 漢方というのは、東洋哲学から派生したものなので、身体のバランスをとることで免疫を上げ、病気のいやな症状を軽減したり、結果的に健康で長生きすることができる医療であると思われます。

 さらに、先生と患者さんが同じテーブルで一緒に解決策を考えるという相互関係も非常に大事にされています。

 その極意は、「肝心要」「肝腎要」という2種類の
「かんじんかなめ」に代表されると思います。

 漢方特に中医学で語られている、肝、心、脾、肺、腎、という概念は、その単独の働きも重要ですが、お互いの相互関係も大事になってきます。

 いくら、血液を増やしても流しても、免疫やパワーをあげたりしても、要らないものを尿や便で出したり、汚れてる血液を解毒したりしないと、健康は守られるものではありません。
 
 確かに、西洋医学は、科学の粋を極めた論拠で固まられていて、薬剤師の立場としても論理的には納得するものであります。

 でも、それだけで癌や子宝や生活習慣病が治っていくと考えられません。身体の細胞の基となるのは、食事を主とした生活習慣と考えられるし、医療だけが健康な生活の柱になるとも思われません。

 西洋医学と漢方と食事などの生活習慣、そしてストレスをどう軽減するかなど、健康に生活していくには、様々な要因があると思われます。

 その中で、漢方の位置づけは、症状の軽減と命を長らえる、この2点しかないかもしれません。

 症状の軽減には、西洋医学の薬とのコラボレーションも必要だし、命の問題は、哲学、心理学、宗教なども絡み合っていくこと多々存在します。

 われわれ漢方に従事している者は、その点も含め、そして目の前のお客様の笑顔を求めていくことが、極意かもしれません。

 乱筆乱文で失礼いたしました。

ななころび漢方(29) 冷え対策
2024/12/20
 やっと冬将軍がやってきて、毎朝、起きるのもつらくなってきた昨今ですが、皆さんは冷えの対策はされてますか?

 温かい食べ物、鍋物やラーメンうどんお蕎麦などの麺類などが好まれていると思いますが、それにプラスして漢方を活用してみてはいかがでしょうか?

 まず、冷えの原因は、前にも書きましたが、血液が少ない、血液の流れが悪い、そして、身体の免疫力というかパワーが不足している状態があげられます。

 血液を増やすには、当帰という生薬の配合されている「婦宝当帰膠」そして、牡蠣肉エキスの「ワタナベオイスター」の服用をお勧めいたします。

 血液を流すには、丹参が配合されている「冠元顆粒」、そして、牛黄の配合されている「霊黄参」や「霊黄参丸」などがお勧めです。

 身体のパワーを上げてやるには、鹿茸の配合されている「霊鹿参」の服用がお勧めです。

 もちろん、婦宝当帰膠と冠元顆粒うぃ一緒にお湯に溶かせて服用する方が、効果を実感できます。

 風邪やインフルエンザで、ゾクゾクしている時は、霊黄参、霊鹿参と一緒に、グロスミン源液を服用するのも、かなり早く体調が良くなるのでお勧めです!

ななころび漢方(28) 疏肝
2024/11/06
 漢方、特に中医学の領域では、根幹の部分は、活血、補腎にもうひとつあげるとしたら、疏肝理気が考えられます。

 簡単にいうと、血液を流すことに、肝腎の力を上げ身体を元気にすることに、ストレスに打ち勝つ肝の力や胃腸の働きを元気にすること、になります。

 個人的には、痰という概念、身体の中にたまっている不要な水分や血分を排出することも大事だと考えています。

 血液を増やし流したり、肝腎の力をあげ腎臓や肝臓の機能を上げることは、中医学の基本ではあるが、

 最近の中国でも、疏肝理気を重要視している中医師の方も多く見られます。つまり、ストレスを軽減して、胃腸の働きを上げないと、生活習慣病などの症状を軽減することは難しいと考えられています。

 よって、逍遥顆粒、加味逍遥散や、きゅう帰調血飲第一加減に、健胃顆粒(香砂六君子湯)、健脾顆粒(参苓白朮散)などを、服用されることが多い!

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