今年で40周年を迎えるモチヅキ薬局で学んだ事がいっぱいあります。もちろん、お客様に教えていただいたことがほとんどですが、出発点は、50年以上前に祖父を肺がんで亡くした時です。
そこからこの漢方の道を目指し、がんなどの生活習慣病を何とかしたいと考えだしました。
それで、おぼろげながら医療に対して見えてきたことは、西洋医学は、病気を特定し、それを治療するものであるのに対して、漢方(東洋医学)は、症状を軽減したり命を守るものであると感じます。
どちらの医学も大事なものですが、私たち漢方相談薬局の薬剤師は、西洋医学に関わることはほとんどないのですが、漢方やサプリメントやその他の食事療法や運動療法などに関わることが多いです。
たまには、お医者さんに行くのが嫌いで来られる方もありますが、うちの薬局は、日常生活や人間関係のストレス解消の場所だと思っております。
中医学の師匠の猪越先生の教えは、ただひとつ、お客様に寄り添うことでした!それをただひたすら追い求めた結果が、今のモチヅキ薬局だと考えています。
その中での漢方の役割は、お客様にどれだけ寄り添えるか、症状を緩和できるか、命を守れるか、のことに必要な医療だと考えております。
どんな最新医療が出てきても、すべての人に寄り添うものでもないと思うので、地道に漢方の道を進んでいきたいと考えています。
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