漢方のめぐみ(64)冬の病変;風邪とインフルエンザ
2020/11/20
 今年は、新型コロナまで拡大している冬の病変ではあるが、残念ながら新型コロナに関しては、確固とした治療法が確定していなしので、発言は控えておきます!

 風邪やインフルエンザの予防には、漢方薬やサプリメントがよく使われます。まず、第一に「板蘭茶」そして、のどの痛みや炎症の予防には、「涼解楽」や「銀翹解毒片」がよく使われます。

 風邪をひいてしまったら、休養が一番お勧めですが、グロスミン源液や牛黄製剤を服用することをお勧めいたします。それは、インフルエンザにしても同様ですが、病院での検査は、さらなる感染の危険性がありますので、グロスミン源液と牛黄製剤、特に霊黄参の服用をお勧めいたします。

 高い発熱に関しては、バイオアルゲンとドラゴン牛黄や牛蟾参の服用をお勧めいたします。

 漢方薬の力は、症状を軽減する事、自己免疫能力を上
げる事、命を守ること、ですが、牛黄などの動物生薬には救急救命に使われることが多く、植物性の漢方薬は予防に使われることが多いです。

 両方の長所を知った上で、うまく使い分けをするのが大事です!いつでも、ご相談ください!

 

漢方のめぐみ(63)冷え
2020/10/20
 10月に入ってから、徐々に寒くなってきました。冷えは内臓の機能を低下させたり、血液の流れを悪くするので、気をつけないといけません。

 冷えを解消するには、血を増やすことと血を流すこと、この2点が大事です!

 血を増やす為には、食事では肉や魚などのたんぱく質と緑黄色野菜をバランスよく食べることが大事で、例えば鍋料理などがこれに該当します。

 漢方では、当帰という漢方薬の配合された漢方処方が使われますが、一番お勧めは「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」という液体の漢方薬です!

 婦宝当帰膠だけでも、血が増えて冷えも解消しますが、血液を流す冠元顆粒や冠心調血飲などを一緒に服用するのもお勧めです。

 腎臓の機能を上げると、脾臓の血を作る力も上がるので、鹿茸の配合された「霊鹿参」を加えると即効性があります。

 古来からの日本漢方では、冷えそのものはには、附子や桂皮や呉朱萸や生姜などを使われることが多いですが、その人の体質に合った漢方処方を選択しないと効きませんので、一度、相談してみてください!

漢方のめぐみ(62)秋の花粉症
2020/09/21
 秋の花粉症は、イネ科の花粉によって起こるが、春に比べて規模が小さい。でも、夏の疲れも相まって治りにくい場合もあるので、十分に予防をするべきだと考えます。

 鼻水、皮膚のかゆみ、などが主だった症状になってきますが、新型コロナ蔓延の昨今、まず、防衛を考えましょう!

 黄耆の入った、衛益顆粒(玉屏風散)が最適で、五行草茶も併せて服用をお勧めいたします!

 湿疹や皮膚の症状が強い場合は、解毒を主に考え、白花蛇舌草に清営顆粒を合わせるのがいいと思います。

 涼しくなってきましたので、風邪やインフルの予防にも、衛益顆粒はよく使われてますので、これだけでもお飲みください!

漢方のめぐみ(61)子宝
2020/08/18
 子宝の為に漢方薬で不妊治療が行われていますが、やはり、始めは専門医にかかって治療を受けて欲しいと思います。漢方薬で子宝に恵まれた方も多くいらっしゃいますが、まず専門医にかかって、それでも無理な場合は漢方でできる場合もありますので、それからでも遅くないと思います。

 まず、子宝に恵まれない原因は、女性側だけがフューチャーされますが、実は男性側の場合も増えているので、それを、専門医で受診して確認していただきたいと思います。

 漢方では、体外受精などの方法はないので、女性の生理周期が乱れている場合は、排卵が行われてない場合も存在します。ちゃんと排卵されるようにするためには、漢方薬を使います。それで、ちゃんと排卵されるようになっても、受精しても着床しない場合があります。
  
 この場合は、漢方薬やある種のサプリメントを使う事が多いです。子宮そのものの問題は、実はなかなか難しい領域になりますので、専門医の治療と並行して行われる事も多いです!

 あとは、精子の問題、つまり男性側の問題になってきます。精子の数が圧倒的に少ない場合や、精子の運動量が圧倒的に少ないと受精しませんので、それを改善することが重要で、専門医の治療と並行して、ある種の漢方薬を使う事が多いです!

 いろんな場合が想定されますので、とりあえず、専門医や不妊に詳しい漢方薬局などに相談することをお勧めいたします。

 決して、ウェブサイトの情報だけを鵜呑みにしないで、信頼できる方に相談することから始めてください!

漢方のめぐみ(60)バランス
2020/06/04
 西洋医学は西洋哲学に立脚した医学ですが、漢方(中医学)は、東洋哲学に立脚しています。たとえば、菌やウィルスなどが入ってきたり、癌などの腫瘍ができた場合に、西洋医学は、それらを攻撃して無くそうとします。しかし必ず副作用が存在します。漢方(中医学)の場合は、菌、ウィルス、腫瘍などのまわりの細胞や組織を強化することにより、それらを大人しくさせる方法を取ります。副作用もほどんど存在しませんが、急性症状には対応が難しい場合が多いです。

 つまり、漢方(中医学)というのは、身体と病気とのバランスをうまく取ることによって、病気の症状を軽減することを始めの目標にしている事が多いです。

 漢方処方も、様々な原料生薬の組み合わせによって成り立ってますし、症状によっての加減法も使われる事もあります。微妙なバランス感覚の上に成り立っているといっても過言ではないと思われます。

 生活習慣の中でも、食生活に関しては、いろんな栄養素のバランスをとる事により健康を保つ事ができますし、対人関係もいいバランス感覚でこなし、ストレスを貯めないようにすることも健康には大事なことだと感じます。

 自分の心身や生活習慣をかえりみた時に、バランスの悪い部分が病気に繋がっている事もありますので、ご注意してください。

 自分自身ではバランスの悪い部分がわからない場合は、ご相談ください!
 

 

漢方のめぐみ(59)新型コロナと漢方(3)
2020/05/18
 昨日のNHKスペシャルを見てると、新型コロナの論文をビッグデータの解析を行うと、治療に関しては、血管の炎症の問題が上がってきていた。

 新型コロナウィルスに感染すると、血管の炎症が起こり血小板が集まり、そして血栓が起こり、血液の流れが悪くなり、全身的にいろんな臓器に異常が見られるようになるということで、脳梗塞や心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病と同じような症状だと、専門家が解析されていました。

 それが、重症化する原因だとするならば、血液の流れを良くして、血管の炎症から血栓にならないようにしなければいけません。

 中医学では、冠元顆粒を中心とした血流改善の漢方薬が使われ、伝統生薬では、牛黄が使われます!

 血管の炎症を軽減するのは、命の問題を加味するなら、牛黄の第一選択が考えられます。


 新型コロナの重症化することを防ぐには、普段からの生活習慣病の予防が非常に大事になってきますので、冠元顆粒の服用は、かなり必要かもしれません。

 ただ、乱れた生活習慣や偏った食生活、そして、過度のストレスなどが、ある意味一番大事になると思いますので、それらを気をつけていただきたいと思います!

漢方のめぐみ(58)新型コロナと漢方(2)
2020/05/13
 昨日の記事の補足も含めて、新型コロナのことを書きたいと思います。

 とある報告では、新型コロナウィルスがきっかけになって起こる肺炎は、ある種の抗生物質の投与で防げた。そして、肺炎を起こして重症化した症状には、お血をとる漢方薬の点滴が中国では使われたと報告されました。

 日本の医療では、漢方薬の点滴は認められていませんが、上記2つの報告は非常に興味深いものです。

 過去のインフルエンザでも、一部の方は肺炎になって命を落とすことが多く報告されています。ウィルスはその存在も生き残りをかけてるわけだから、人間に感染してその感染源の人間の命を奪うことまでは想定してないように思えます。

 新型コロナを始めとしたウィルスに感染すると、肺炎に移行して重症化する方が居るという症例と、軽症で済むという症例の違いを解明していかなくてはいけないと思います。

 今までの報告を総合して俯瞰で考えてみると、新型ウィルスに感染しないようにするのは、今までのインフルエンザ予防と同じ考え方の、手洗い、うがい、マスク、が必要と考えられます。

 しかし、感染してからの重症化予防に関しては、西洋医学からの面と東洋医学(漢方)からの面を両方からの治療や予防が必要であろうと推測されます。

 重症化しない為には、ある種の抗ウィルスや抗菌するものがまず必要になります。西洋医学では、アビガン、レイデシベルを始めとした薬やこれから出てくるワクチンなどがあり、漢方では、板蘭根や五行草や金銀花や牛黄などが主だったものです。

 さらに、漢方では必要になってくるものが、お血(おけつ)を取るもの(血流を良くするもの)が必要で、冠元顆粒などが主だったものになります。

 お血(おけつ)と新型コロナの重症化については、次回に書きたいと思います。

 以上ですが、まだまだ推測の域を越えてない考え方もあるので、これからどんどん調べて報告させていただきます!

漢方のめぐみ(57)新型コロナと漢方
2020/05/12
 一応の峠が越えたようにみえる「新型コロナ」だが、まだ、第2波には気をつけないといけないのは、韓国を始めとした諸外国の状況を見れば、他人事とは思えない。

 中国でも、優れたお医者さん達が、西洋医学と中医学の両方から治療予防をしていることも伝わってきたが、まだ、ワクチンや特効薬が出来ていない今では、免疫を高めることも考えないといけない。

 免疫を上げる方法は、世界中にいろんな医療や民間療法など数えきれないほどあるので、新型コロナにはどう対処したらいいのか判断に迷う所ではあるが、この高温多湿の日本に照らしあわせて考えてみたいと思います。

 水際の予防は、手洗い、マスクの装着、帰宅時のうがいなど、一般的には言われてますが、中医学の観点からは、板蘭根の活用をお勧めいたします。

 出かける前の板蘭茶の服用、外出時のマスクの装着の時でも、板蘭のど飴の服用、帰宅時の板蘭茶でのうがいと服用をお勧めいたします。

 抗ウィルスの漢方薬は、板蘭根以外にも、五行草茶や銀翹散グループ(天津感冒片、涼解楽、銀翹解毒片など)と牛黄があります。

 さらに、免疫を上げる漢方薬としては、黄耆やそれを含む製剤、玉屏風散(衛益顆粒など)が中国では活用されているみたいです。

 私は、新型コロナ予防には、板蘭根、五行草茶、衛益顆粒と牛黄製剤の活用をお勧めいたします!

漢方のめぐみ(56)中国での漢方薬治療
2019/11/29
 中国では、西洋医学の治療と漢方(中医学)の治療が

、並行して行われることが多い。先に、西洋医学で治

療して、うまくいかない場合に漢方に切り替えること

も怏々として行われている。


 中国の漢方医学の文献では、日本の漢方薬の量の3

倍以上使われることが多い。昔の中国では、質のいい

漢方薬は、輸出して儲けることが多かった。でも、今

の中国は豊かになり、質のいいものは国内で使われ、

外に出ることが少なくなったし、「牛黄」などの高貴

薬は、取り合いになることもあり、価格の高騰の一因

になっている。


 話を戻すが、量に関してだが、癌や膠原病などの難

治性の病気に関しては、かなりの量が使われて、効果

をあげている症例が中国では増えてきている。日本も

それを参考にしたいのだが、日本の薬事法ではそれを

認めることはできないのが現状である。

 よって、漢方薬に漢方サプリメントを加える方法が

、日本にいらっしゃる中医師の先生方は使われること

が多く見られる。


 日本の漢方の世界は、旧泰然として過去の症例ばか

りにとらわれることが多いが、中国はその何十年も先

を走っているのが、現状である! 

漢方のめぐみ(55)養生
2019/11/14
 11月の漢方のめぐみのテーマは養生。
 
 病気にかかって病院に行って、投薬や手術によって治

してもらっても、漢方相談薬局に行って、漢方薬やサプ

リメントで治してもらっても、その後、生活習慣を改め

ないとまた同じ病気や症状が出ることが多いです。

 これは養生という方法を使ってみてばいかがでしょう

か? その養生の方法としては、間違った生活習慣を改

める方法と漢方薬やサプリメントを使って予防する方法

があります。

 病気や症状によって、方法はいろいろありますが、ま

ず食生活を改める、例えば、玄米菜食にしたりすること

がよく使われています。漢方薬でも生活習慣病の予防に

使う漢方薬を1日1回服用などが使われています。

 早寝早起き、バランスのいい食事、ストレスを軽減す

ること、など、すぐにでもできることを始めましょう。

 それが出来ない方には、動物漢方薬の「牛黄」で、

命だけ守るのもいいかもしれません!

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