ななころび漢方(8) 日焼けによるしみそばかす
2023/08/04
 今日、8月4日で、モチヅキ薬局が40周年を迎えました。これからも、お客様に寄り添った漢方をモットーに頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(__)m

 表題の日焼けによる、シミ、そばかすですが、皮膚のメラニン色素を集まらせないようにするには、日焼け後のローションなどや冷やして炎症を取った後は、末梢血流の改善が必要で、丹参製剤の冠元顆粒や、新しい血液を補給する婦宝当帰膠などがいいでしょう❗️

 後は、体内の炎症を取る事も大事なので、牛黄や羚羊角の入った漢方薬の服用もお勧めいたしますm(__)m

ななころび漢方(7) 熱中症対策
2023/07/20
 熱中症の予防に関しては、麦味参と冠元顆粒の併用が、予防対策になります。内臓の機能を上げたり、毛細血管の微小循環をよくすることにより、熱中症予防には最適な方法です!

 白虎加人参湯は、熱を下げたり炎症を取る漢方薬ですが、熱中症にかかってしまってから使うモノで、予防にはなりません。一部の情報で間違ってこの漢方薬を予防にと、書いている場合がありますので、注意してください!

 食品では、スイカや豆乳がお勧めします。スイカは、熱さましにもなり、豆乳は補陰(体の内部の血や水を補う)効果も期待されます。

 身体の内部の炎症が続いてる方は、その体質を改善する必要があり、星火散積宝という体内の炎症を和らげる漢方の服用をお勧めいたします。

 星火散積宝は、掌蹠膿疱症などの皮膚の炎症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や、ステロイドの長期塗布や服用で、副腎が機能しなくなった場合にも、著効がみられるのでお勧めです!

ななころび漢方(6)鎌田實先生の一言!
2023/07/18
 先日、日本中医学研究会の全国大会が大阪で開催され、そこで鎌田實先生の講演を聞かせていただいた。

 素晴らしい講演で、医師の前に人間である鎌田先生を感じ取ることができ、大きな収穫になった。そこで、鎌田先生に、漢方の方がいいのに、今の日本ではサプリメントが幅を利かせていることに関して問題提議をなされました。

 われわれ漢方薬局を経営して、お客様の前に立ってる人間の姿勢を問われたと理解し、これからも漢方の道をお客さんと共に歩んでいきたいと深く心に止めておきたいです!

 もうひとつ講演は、現在の漢方薬局薬店の欠点を指摘されました。コンサルタントの方で、大きな会社や企業のアドバイサーをされてる方で、その話を総合すると、近い未来には、われわれ漢方薬局薬店はすべて潰れてしまうようであった。

 潰れないように、日々精進して、お客様の信頼を得て、頑張っていくしかないと思いました!

ななころび漢方(5) 夏風邪
2023/06/22
 6月のななころび漢方は、2回にわたり、夏風邪についてお話させていただきました。

 ここで、風邪を症状や原因によって、いくつかに分けて説明させていただきます。

 寒い時期になりやすい、冷えが原因の風邪ですが、葛根湯などの温める漢方薬がよく使われます。そして、その仲間の、麻黄湯や桂枝湯も使い分けされます。これらの処方は、インフルエンザなどの高熱や倦怠感にはあまり向いていません。

 高熱や喉の痛みを伴う風邪、たとえば、インフルエンザなどには、涼解楽(銀翹解毒散)などの漢方薬がよく使われ、コロナの予防に用いられることもあります。

 一方、下痢や倦怠感の伴う夏風邪は、水分代謝が原因のこともあり、勝湿顆粒など水分代謝を良くする漢方薬などが使われます。

 一概に風邪といっても、身体の免疫が弱って、持病などになる前の症状は、風邪の症状と同じ症状が出やすいので、上記の風邪の漢方薬に、牛黄を足して服用させるのが、一番早くよくなるかもしれません。

 この梅雨の時期は、食べ物は生ものはできるだけ避けて、タンパク質や緑黄色野菜中心の食生活と、軽い運動で汗をかくことも必要かもしれません!

ななころび漢方(4) 口内炎と足のツリ
2023/05/24
 今回は、血流改善の事を深く説明しようと思ってましたが、私とパーソナリティの大谷奈々さんの「ななころび」について解決法を提示したいと思います。

 まず、口内炎ですが、暴飲暴食したときに現れる口内炎は、炎症は赤く痛みを伴ってる事が多いです。この場合は、炎症を抑える効果のある「苦いもの」を食べていただくことがいいです。たとえば、緑黄色野菜や青汁や
漢方薬では、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)がよく使われます。大正漢方胃腸薬のドリンクタイプにも配合されていますので、早く治したい場合は、それを飲んで口の中をブクブクするのもいいと思います。

 慢性的な口内炎や、白い患部の口内炎は、大きな病気が眠っているかもしれませんので、すぐに、内科を受診してください!

 足のツリですが、私は山の縦走の最後の下りで起こりました。酸素不足や体液不足が原因なので、対処療法としては、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)の服用もありますが、サウナやお風呂にゆっくりつかるのもいいかと思います。酸素不足にかんしては、牛黄や鹿茸やサメミロン(スクアレン)の補給も大事です!

 慢性的に足がつる方に関しては、胃腸虚弱で栄養不足の場合も多いので、タンパク質と緑黄色野菜を十分にとり、補中益気湯や健胃顆粒(香砂六君子湯)を食前に、食後に、晶三仙の服用が効果的でしょう!

ななころび漢方(3)五月病
2023/05/10
 ゴールデンウイークも過ぎ、身体のだるさが抜けないシーズンがやってきました。気圧や気温の変化に、身体やその機能がついていってない感じがありますが、それによりむくみやあちこちの痛みが出てくることがあります。

 気圧の変化は、腎機能や三半規管に影響をあたえるので、片頭痛やむくみの原因となる場合があります。
腎機能を正常化するには、鹿茸が一番早く、その製剤、例えば「霊鹿参」を飲んでいただくことが多いです。

 さらに、気温があまり上昇しない昨今では、血液の流れも悪くなり、肩こり、いろんな痛み、めまいなどの自覚症状が現れることが多くなります。

 もちろん、腎機能を上げることも必要ですが、血流改善をする必要があり、「丹参」がよく使われ、その製剤である冠元顆粒が効力を発揮します。

 五月病は、精神的な領域と考えられていますが、血流改善と腎機能改善を同時に行うことにより、解消することが多く見られます。

 しかし、軽い運動やサウナや、屋外での気分転換も重要だと感じます!

ななころび漢方(2) 口のまわりの肌荒れ
2023/04/19
 今年は、ヒノキ、スギノの花粉や、黄砂の原因で、花粉症はもちろんのこと、咳が止まらない、とか、肌荒れがひどい、という症状で、当モチヅキ漢方薬局に来られる方が非常に多いです!

 肌荒れに関しては、ホルモンのバランスや皮膚組織のコラーゲンなどの原因の場合も多いと思いますが、この時期の肌荒れは、皮膚の防御力の低下が第一の原因と考えられることが多いです。

 これに関しては、黄耆(おうぎ)という生薬の配合された衛益顆粒(玉屛風散)が、使われることが多いです!

 衛益顆粒は、花粉症でお医者さんの薬があまり効かなくなった方にもよく使われて、鼻水にはとてもいい効果が出ております。

 漢方の世界では、この防御の事も非常に大事に考えていますので、ぜひ、お試しください。

 かゆみのひどい方は、五涼華(ごりょうか)という漢方サプリを加えますし、肌荒れがどんどん酷くなってきた場合には、星火散積宝(せいかさんせきほう)という漢方
さぷりを加えるといいでしょう。

 肌荒れは、漢方でいうところの「肺」が弱った場合に起こりやすいので、休日には山歩きなど自然の中に出かけることも重要ですし、緑黄色野菜をどんどん摂ることも重要になります!

ななころび漢方(1) 元気になるには?
2023/04/05
 今日から、バンバンラジオ&テレビのウキウキバンビーナ水曜日の1コーナーとして、「ななころび漢方」が始まりました。

 お相手のパーソナリティは、天真爛漫で元気いっぱいの「大谷奈々」さんで、打ち合わせなしのぶっつけ本番の放送になりました。

 ただ、大谷奈々さんの「なな」を使った番組にしたいと申し出て、プロデューサーの大竹氏が、七転び八起きということわざから、七回転んでも八回目に起きる、その起きるのが漢方だという事で、

「ななころび漢方」

という、コーナー名をつけていただきました。

 皆さんの不快な嫌な症状を回避する方法を、漢方の考え方をもとにして、説明していきたいなぁと思います。

 
 さて、今日は、朝起きた時などに元気に過ごしたい、また、気分が落ち込んだ時に元気になりたい、

 といった場合の対処法ですが、

 漢方的には、「朝鮮人参(薬用人参)」がよく使われます。中国では、人参は高価で血圧をあげるという点もあり、黄耆(おうぎ)」という漢方薬が使われます!

 気分をあげるには、好きな音楽を聴いたり、身体を動かしたり、仲間と楽しく過ごしたりとか、いろいろありますが、個人個人にとって何をすると元気になるのかを、考えてみることも大事だと思います。

 漢方薬としては、人参や黄耆が配合されている、
「補中益気湯」がよく用いられますが、胃下垂などの胃腸の働きの弱い人には向いていると思います。

 私個人的には、すぐに効果を感じたい場合は、人参、鹿茸、牛黄の配合された漢方薬を飲んでみるのがいいと思います!

 

漢方のめぐみ(80) 総決算
2023/04/05
 令和5年3月28日で、「漢方のめぐみ」の最後の放送を終えました。

 パーソナリティが初代が北川めぐみさん、2代目が堀あやみさん、そして3代目が馬田めぐみさんで、8年半も時がたちました。

 馬田めぐみさんとが一番長くて、4年半も「漢方のめぐみ」を放送させていただきました。

 漢方を5分で説明するなんて、できるだろうかと不安なスタートでしたが、漢方をやわらかく、そして、やさしく説明することの難しさを感じながら、日常でできる生活習慣に落とし込んで喋らせていただきました。

 漢方のめぐみは、生活のそこここに落ちているもので、日常の生活習慣や食習慣を見直すだけでも、健康に生活できることを話してるうちに、漢方の奥深さにも、ちょっとは触れたかもしれません。

 最後に、言いたいことは、西洋医学は病気を特定して治すことを目指していますが、漢方は、いろんな症状を軽減したり、命を守ることを第一義にしているということです。

 だから、日常の生活習慣が非常に大事になってきています。もちろん、口に入れるものを精査しないといけませんし、それ以上にストレスの軽減もしないといけなくなります。

 具体的な方法は、4月から始まる「ななころび漢方」で続いて、やわらかく説明していきたいと思います。 

漢方のめぐみ(79)春の病気T花粉症
2023/02/07
 まだ2月なのに、今年は花粉症の症状の方が多く来店されています。基本的な花粉症の漢方薬やサプリメントを紹介したいと思います。

 くしゃみ鼻水に関しては、小青竜湯(白湯で服用が必須)か衛益顆粒(玉屏風散)のどちらかが効きます!さらに、瀉火補腎丸、八仙丸(味麦地黄丸)、ワタナベオイスターを加えることもあります。

 鼻づまりに関しては、鼻淵丸と瀉火補腎丸の同時服用が効き目が高いです。

 皮膚が赤くなったり湿疹がでたりする場合は、グロスミン源液の服用が一番早く症状が取れていきます。

 アレルギーの原因になるアレルゲンが、人によって違いますので、医療機関で調べてもらう事も必要だと思いますが、お医者さんの出される薬などに関しては、薬剤師さんに相談して、服用のタイミングなどを精査してもらってください。

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