便秘!
2007/06/21
 この梅雨の時期には、どういうわけか便秘が多い。

 便秘には、センナ、大黄という漢方薬がよく用いられる。センナに含まれるセンノサイドや大黄に含まれ
るアントラキノン配糖体が、腸管の運動を盛んにして
便を出すようにしている。

 しかし、連用により効かなくなることがよく見られ
る。よって、他の腸を潤す作用のあるような漢方薬が
一緒に使われる。

 消化吸収がうまく行われないと便秘になり易いので
それも重要なポイントになる。

 いろんな便秘薬が、各社から出ているが、自分に
合うものを調合してもらったほうがいい。

 便秘が続くと大腸の病気に繋がるので、注意をして
いただきたい!

朝からだるいのは?
2007/06/20
 もちろん、睡眠不足などにもよるが、朝からやる気
がないのは、漢方でいう「気」の不足からくる。

 この「気」というのは、わかりやすく言うと、
臓器の機能が落ちている、特に胃腸の機能低下に
よってみられることが多い。

 ストレスもこの「気」を低下させてしまうが、
ストレスは「血」の流れに関与している。

 
 漢方の考え方で、「気血水」という考え方があり、
「気」と「血」と「水」が相互に絡み合って、影響
を与えていると考えられている。


 詳しい事は、また、別の機会に書きますが、朝か
ら気力のない場合は、「気」を上げる漢方薬の服用
をお勧めいたします。

心臓の寿命!
2007/06/18
 血液を肝臓から吸い上げ、脳や全身に送り込む
ポンプの役割を担っているわけだが、約80年か
ら100年は持つようにできているようだ。

 ただし、機械の振動にさらされているとその寿命
が、短くなる。耕運機、草かり機、チェーンソーな
どの動力で動くものを常に使っていると、心不全に
なる確立が高い!

 もちろん、トラックなどの車に常に乗っている運
転手も、その傾向がある。

 心臓移植の外科的な方法もあるが、ほとんどの人
は、自前の心臓を大切にして欲しいと思います。

 漢方薬では、牛黄や麝香などの動物漢方薬をその
場合にはよく用いられます!

糖尿病!
2007/06/15
 一般的に糖尿病というと、日本人でも高血圧や
白内障と並んで、よく見られる病気である。

 始めは、投薬だけですんでいるが、ひどくなると
インシュリンを定期的に打ったりするようになり、
透析までいくこともある。

 血液の中の糖の値が高くなり、いろんな二次的な
症状もいろいろあります。眼底出血もそのひとつで、
ひどい場合は失明の恐れも出てきます。

 検査で発見された場合は、中期以降の場合が多く
初期は、喉が無性に渇いたり、無性にお腹が空いた
りしますので、特に暴飲暴食の人は、気をつけてく
ださい!

 漢方薬でも、その進行を止めることができます。
また、透析になるのを防ぐ方法もありますので、
早めにご相談ください!

病院で出る漢方!
2007/06/13
 ちゃんと漢方薬を勉強してある程度、会得している
お医者さんならいいが、メーカーの意のまま、効能
書きを呼んだくらいで出している場合が多いようだ。

 だから、副作用も出ることもあるし、その時の対応
も知らない場合が多い。

 困って、私どものような漢方相談薬局にかけこん
でくる。


 でも、それをきっかけに、漢方を勉強している、
向学心のある人も多いようだ。

 それはいいことだと思う。

 どんな事でも、勉強をすることは大事だ。とかく
薬剤師は勉強不足になっている。
 調剤ばかりで、薬をちゃんと間違わないで出す事
ばかりに集中して、医療や病気のことを本気で学ぼ
うとする薬剤師は少ない。

 患者さんも、賢い人はそんな医療の現実を知って、
医療機関をうまく使い分けたり、自分で予防してい
るようだ。

 われわれも、常に勉強学習することを忘れずに、
医療の道を進んで行きたい!


 

歯痛!
2007/06/11
 もちろん、痛み止めを飲んだり、歯医者にかけこん
だりするだろうが、特に下歯の痛みの場合には若干
気をつけないことがある。

 顎関節がからんでる場合があり、口腔外科に行か
ないといけない場合もある。加古川では、神鋼病院
などがある。

 しかし、やっかいなのは、それでもなく、首や頭
の問題になっている場合があり、これは、首から上
の血液の流れをよくする必要がある。

 接骨院などで矯正を受けて治す方法と、漢方薬での
服用で治す方法があり、併用が一番効果があります。



 余談だが、首の太い人と、手の大きな人は、実は
血液の流れが悪くなることに起因するもので、心臓
や脳の病気にかかりやすくなりますので、要注意!

美容の漢方!
2007/06/08
 綺麗になる漢方というのは、どんな漢方の考え方
でも、血液を増やし流すことが基本になっていた。

 生理学的な考察では、副腎の働きをよくして、
皮質ホルモンの分泌を盛んにすることが必要である
が、それは医学的にも難しいことです。

 ただし、ここに皮膚を防衛する漢方薬を飲み続け
ると、非常に綺麗になることが判明してきた。

 防衛するだけでなく、免疫の調整をして、皮膚を
守っているみたいだが、アトピーなどにも使われて
いて、非常にいい漢方薬と考えられる!

牛黄(ごおう)!
2007/06/06
 動物漢方薬の中の王様で、全世界で一番、流通して
いると思います。

 牛の胆石であるが、それが、解熱や血圧を下げたり
心臓病、脳梗塞、癌などの病気にも、一番、使われて
います。

 最近は、脳の血流改善によく使われるようになって
きました!


 昔の中国では、高貴薬といって一部の貴族しか使
われなかったようです。

 現在は、ブラジルなどの南米産、そして北米産、
一番良質なオーストラリア産のものが、使われてい
ます。
 
 日本産は、残念ながら、効能効果はありません。



 高い薬なので、まがい物、偽物も横行しています
ので、必ず、服用される場合は、私どものような、
漢方薬の専門家に相談してください。

 お医者さんや薬剤師の方でも、知っていらっしゃ
らないので、ご注意ください!

はしか!
2007/06/04
 先月から、流行っているらしいが、まず、東京の
大学、そして関西の大学も閉鎖!小学校の学級閉鎖
はインフルエンザなどでよく冬場には起こるが、大
学ではましてははしかで閉鎖とは、今まで聞いたこ
とがありませんでした。

 その上、ワクチンも抗体を調べる薬剤も無くなっ
たらしく、保護者が右往左往しているみたいだ。


 ワクチンをうってない世代が、ちょうど大学生で
こんな事態が起こっているが、他にも要因はあると
推察される。

 海外旅行で海外からウィルスを持ってきたり、海外
の人が、持ち込んだりする可能性も考えられる。
 人種のるつぼの東京から発生という事からも、そう
推察される。

 さらに、管理された衛生意識による、細菌感染は
少なくなったが、ウィルスの感染による感染症が増
えてきたような気がする。
 
 ウィルスには、昔に比べて免疫が弱い傾向がある。

 話は違うが、近年の高血圧の治療にしても、薬を
バカスカ飲ませることで、脳出血、くも膜下出血等
の病気は少なくなったが、血流を抑えすぎて、
脳梗塞は増えているという事実がある。

 痛し痒しの部分だが、各人、育ってきた衣食住
の環境が違うと、体質や免疫も変わってくるのだ
から、そのあたりは医療従事者はできる限りの細
心の注意を払って欲しい!

 とりあえず、はしかは早く終息してほしいが、
かかった場合は、私なら動物漢方薬や免疫を高め
るサプリメントを使います!

頭痛!
2007/06/02
 最近、頭痛の方が多いので、ちょっと頭痛について
書いてみようと思います。

 薬局を始めた25年前には、ノーシン中毒という
ノーシンばかり飲む人が多く、それは、高血圧の方
が、高血圧に伴う頭痛を抑える為に飲んでいたよう
な気がする。

 お医者さんがよく出していた、セデスGも厄介な
薬だが、頭痛にはよく効いた。

 最近は、痛み止めを毎日飲んでいる方は減ったし、
頭痛薬の内容も、割りに安全なものになっていった
が、それでも、市販やお医者さんの頭痛薬の服用は
避けたほうがいい。

 
 まず、第一に、高血圧の薬と一緒で、頭痛薬をず
っと飲んでいると、必ず、だんだんときつくなって
いく傾向があり、最終的には身体がボロボロになる
ことがある。

 そして、脳や心臓の病気になっていく可能性が高
い。頭痛薬は中枢系の薬だから、あまり飲まない方
がいいのは、当然である。

 それで、血液の流れをよくする漢方薬を飲んでい
ただく場合が多い。さらに、頭の熱症状を取る漢方
薬を合わせることもある。

 さらに最近は、精神安定をはかり、気つまり機能
を落ち着かせていく漢方薬を使うことが多い。

 動物漢方薬の麝香やレイ羊角などがよく使われる!

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