漢方では陰陽という考え方がある。
陰というのは字の通り、かげの部分、そして 陽というのは、ひなたの部分、と解釈できる。
しかし、漢方の陰陽は、ちょっと違った解釈を されている。
世の中に存在するすべての事に関して、陰陽に というフィルターで通して考えられている。
人間の身体について考えてみると、・・・。
たとえば、身体の内部の見えている部分、血や 体液や臓器のことは、陰と考え、見えない部分、 その働きや機能に関しては陽と考えられている。
また、日の出から日没までを陽、日没から日の 出までを陰と考えられているので、朝から調子の 悪い時は、陽の不足、夜に調子の悪いのは陰の不 足とも考えられている!
簡単に考えると、朝に体調の悪い人は、機能が 働いてない場合が多く、夜に体調の悪い人は、 臓器そのものに問題がある場合が多い!
調子の悪い時期によって使い分けるのが、漢方 の投薬の考え方で、それができないと効かない事 が多い!
陽の不足の場合は、主に人参や牛黄を使い、 陰の不足の場合は、主に鹿茸や地黄を使います!
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