昨日、漢方の講演会で「更年期」の話を聞いてき た。女性では50歳前後に陥りやすい、自律神経の バランスを失った状態を状いうのである。
漢方的な考察だと、血液を増やし流し、ストレス を取り、内臓の働き、特に腎臓や心臓の働きを高め ることが必要になるという。
考察は、ほとんど的を得てると思うが、実際に使 う漢方処方には、効き目があるように思えない処方 も多い。
ここで、漢方薬の本質をあえて書きますが、処方 は当たっているけど効かない場合は、その漢方薬を 構成している生薬の品質、さらに抽出から製剤にす る方法、などが、もうひとつな場合が多い。
中国で採れる生薬がすべて品質が悪いわけじゃな いし、中国で作られたの漢方薬の品質がすべて悪い ものじゃない。
日本で作られた漢方薬がすべての品質がいいもの ではない。
どこで作られても、品質を左右しているのは、人 の哲学や倫理感が支配していると思っていただいて いいと思います。
漢方薬の品質をちゃんとわかる薬剤師は、かなり 少ないので気をつけてください! |