漢方のめぐみ(24)風邪、インフルエンザ
2016/01/20
 12月に放送で話させていただきましたが、その時

は暖冬でインフルエンザ等が流行っていなかったで

すが、1月半ばを過ぎ、かなり冷えてきましたせい

か、インフルエンザ流行の兆しを見せ始めました。



 耳がタコができるほど、世間では、マスク、うが

いの励行が叫ばれてますが、それだけではインフル

エンザや風邪を予防することはできません!


 一番大事なのは、放送でもお話させていただいた

とおり、規則正しい生活習慣をちゃんとして、身体

を疲れさせないことです!



 年末年始は、忘年会新年会など飲む機会も増える

時節ですが、いくら遅くても11時までには帰り、お

風呂に入り温まり、ぐっすり寝ていただくことが大

事になります。

 いくらストレス解消の会でも、遅くまで起きてい

たり飲んだりすることに関しては、疲れがたまり、

インフルエンザや風邪にかかりやすい状態になりま

す。



 予防法としては、外に出る前に、葛根湯や天津感

冒片などの漢方薬を飲んでおくことも重要です。

のどがおかしくなってきたり、周りの人が咳き込ん

でいる場合は、すぐに板藍のど飴をなめると予防で

きます。さらに、家に帰ってから、板藍茶でうがい

することも大事です。



 かかってしまったと感じたら、病院に行く前に、

牛黄やグロスミン源液と液体風邪薬の併用でこじれ

るのを防ぐことができます!

 

漢方のめぐみ(23)増血、元気、ウォーキング!
2015/11/17
 血液が増えると元気がでるが、その一因になって

いるのがウォーキングである。


 鉄分の摂取が貧血にはいいとされているが、実

は、亜鉛のほうが向いています。それは、牡蠣肉エ

キスにたくさんふくまれています。

 魚でも刺身を食べるのではなく、一匹すべてを食

べるほうが良くて、アジやサンマなどが適していま

す。肉では、赤身や脂肪の部分より臓物系、ホルモ

ンなどが血液を増やすには適しています。



 運動では軽いウォーキングやワンちゃんの散歩な

どで筋肉を動かすと、身体の中に溜まった毒素を解

消する働きがあると言われている。

 さらに、空気のいい場所では、肺での二酸化炭素

と酸素の交換がうまく行われ、キレイな血液が全身

をめぐり、よりいっそう元気になります。

 ウォーキングや登山などをすると、食べるものが

おいしく感じられると思いますが、栄養素がより吸

収され血液が増えてきます。



 漢方薬では、婦宝当帰膠や当帰芍薬散、サプリメ

ントでは、ワタナベオイスターが使われます。

 さらに、疲れを取りたい場合は、鹿茸製剤の霊鹿

参などを加えるとより効果がでます!

漢方のめぐみ(22)瘀血(おけつ)
2015/10/20
 加齢、ストレス、疲労などで、血液が流れにくく

なるのが瘀血(おけつ)と呼ばれている。そして、

肩こり、頭痛、身体の痛みなどの原因になってい

ることが多いです。



 最近、病院でも、血液サラサラの薬がよく処方さ

れているが、この分野に関しては、漢方薬のほうが

より効き目が確認されている。



 代表的なのは冠元顆粒という処方であるが、血液

を流す丹参(たんじん)という漢方薬を主薬として

いるが、生活習慣病などで、お血の症状が出ている

人にもよく使われています。



 脳血管の血流を促進するのは、牛黄という漢方薬

で、切れた微小血管のバイパスを作る力があるとい

われていて、脳梗塞などの後遺症にもよく用いられ

ます。



 血液そのものが汚くなっている場合には、グロス

ミンというクロレラ性サプリメントが使われること

が多く、皮膚が荒れている場合には最適である。



 上記の、冠元顆粒、牛黄、グロスミン、以外に

は、自律神経の乱れからお血の症状が出ている場

合は、加味逍遥散などの漢方薬もよく使われます。

漢方のめぐみ(21)夏の疲れ
2015/09/29
 涼しくなってくると、夏の疲れがドッと出てきま

す。朝起きても寝た感じがなかったり、昼ごはんを

食べてから睡魔に襲われたりと、すっきりとしない

日々が続きます。

 のどがおかしくなったり、アレルギーが出てくる

のもこの時期で、肺を中心として、肝腎の機能を補

わないといけません。


 漢方薬では、牛黄、鹿茸、人参を中心とした滋養

強壮剤を第一に服用することをお勧めいたします。

 例えば、霊黄参、霊鹿参、にサプリメントのワタ

ナベオイスター、サメミロンを加え、グロスミン源

液で服用すると、すぐに夏の疲れは解消します!


 さらに、基本的な生活習慣を見直し、早寝早起き

、毎日の散歩、まめな気分転換をはかることも重要

になります。

  食生活では、炭水化物、糖分、油分を控え、毎

日、野菜3品、たんぱく3品、乳製品3品の9品を

摂るようにこころがけてください!


漢方のめぐみS自律神経
2015/08/24
 よくお医者さんで「自律神経が乱れてるね」と言

われる事が多いですが、なかなかその意味がわから

ないことが多いです。

 そもそも自律神経というのは、交感神経と副交感

神経の二つの神経のことを言い、その神経のスイッ

チがうまく切り替わることで、日常生活がうまく円

滑に行われることになります。

 交感神経は、起きている時の神経の働きのことを

言い、アドレナリンという物質が分泌されて働きま

す。副交感神経は、寝ている時の神経の働きのこと

を言い、アセチルコリンという物質が分泌されて働

きます。

 その神経の働きに異常があると、起きてる時に眠

くなったり、寝ている時にすぐ起きたり眠れなくな

ったり、気力がなくなったり、内臓の機能にまで影

響を与えてしまいます。

 ただ、お医者さんに行っても、原因不明だった

り、なんとなく治ってしまったりと、病気だと確定

することにはならないので、治すのにはいろんな方

法を考えないといけません。

 薬を飲むことより、楽しいことをしたり、旅行に

行ったり、気分転換することにより治ることも多く

見られます。

 漢方薬では、加味逍遥散が日本人には向いてる処

方と考えられますが、ワタナベオイスターなどのサ

プリメントでも治ることが多いです。

 どうしようもない症状には、その症状によって使

う漢方薬やサプリメントが変わってきますので、相

談してください!

漢方のめぐみR夏の疲れ解消法!
2015/07/27
 台風の影響か、今の暑さは例年より、身体に対す

る影響がきついような気がします。

 夏で暑くなると、冷たいものの飲みすぎ食べすぎ

で、胃腸の消化吸収機能が低下して、栄養が体内に

入りにくく、栄養不足により疲れが溜まってしまい

ます。

 さらに、他の季節に比べて、エネルギーが多く消

費してしまうことが多く、それも疲れが溜まる要因

になっています。


 冷えでの胃腸機能の低下は、漢方的には「脾虚」

と呼ばれ、朝鮮人参などの配合された漢方薬がよく

使われます。

 さらに、「陰虚」という症状、血や水が少なくな

り肝機能や腎機能の働きが低下した状態、が見られ

るようになり、それには、鹿茸、反鼻(まむし)な

どの動物性生薬が多く使われます。


 鹿茸と紅参(朝鮮人参を調整して赤くしたもの)

の配合された「霊鹿参」と「ワタナベオイスター」

の服用が一番お勧めです。

 ただし、下痢や胃痛などを伴う場合は、牛黄の

配合された「霊黄参」や「感応丸」を加えるとい

いでしょう!

漢方のめぐみQ夏の風邪
2015/07/07
 夏の風邪は、ウィルスや菌に感染されることより

も体調不良が原因になっている場合が多いので、風

邪の症状が続いている場合は、すぐに病院に行っ

て、検査を受ける必要があります。


 冷たいものの食べすぎで、下痢や発熱やのどの

痛みが出てる場合は、冷たいものを控えて、牛黄

をすぐに服用するといいでしょう。

 下痢の症状が続いて、身体のだるさも感じられ

る場合は、グロスミン源液に霊黄参や救心感応丸

を服用するといいでしょう。


 夏風邪は、病気につながることが多いので、風

邪ぐらいと思わずに、医師の診断や検査も必要と

思われますし、高貴薬の牛黄は必ず服用していた

だきたいと思います!


漢方のめぐみP水虫
2015/06/23
 水虫は、カビの一種で、皮膚の表面が温かくて湿

気があり、空気の通りが悪い場合に発症することが

多いです。よって、水虫を治したり予防するには、

皮膚の表面を冷やし、湿気を取ることが必要になっ

てきます。

 漢方的に考えると、皮膚の表面の温度を下げる

には、汗を発生させる解表薬を控え、緑黄色野菜

などで身体の内部を冷やすことが必要になってき

ます。

 それ以外には、ストレスが身体の内部の温度を

上げるようですので、ストレスを控えたり、身体

を熱くする脂肪や動物性タンパク質を控えること

も水虫の予防に必要かもしれません。

 現実的には、靴下を控えたり、綿のものにした

りして、風通しをよくすることも必要で、さらに、

まめに足を洗って乾燥させることも大事です!


 ひどい水虫に関しては、水虫の薬だけでなく、

スクアレンの液体を塗布すると早く治ります。

漢方のめぐみO熱中症
2015/06/11
 熱中症は、生命の危機につながるもので、毎年こ

の時期になると、救急搬送が報道されています。


 もちろん、部屋を涼しくして、暑くて気分が悪く

なった場合は、ポカリスエットを飲むことがまず第

1に必要になってきます。


 熱中症は、なんらかの要因で体内が熱くなって冷

却水の働きをする水分が熱くなり、冷却できなくな

ってしまい、発症すると考えられます。


 その要因を漢方的に考察すると、体質的に身体の

内部が熱くなりやすい人が起こりやすいが、それは

陰陽の陰の部分が弱い方や少ない方に多いです。

 陰というのは、血や水などの身体を構成している

部分のことだが、特に午後3時以降、身体が疲れてく

ると少なくなって、陰虚という状態になり、熱が起

こりやすくなります。

 よって、昼3時頃に、陰を補うものを服用すれば予

防できると考えられます。


 例えば、六味地黄丸、杞菊地黄丸、瀉火補腎丸な

どが代表的な処方であるが、最近は、亀の甲羅など

が処方された、亀鹿霊仙廣、がお勧めです。

 なお、身体の内部の熱は、緑黄色野菜が冷まして

くれるので、暑くて気分が悪くなった場合は、グロ

スミン原液をポカリスエットと共に服用されること

をお勧めいたします!

漢方のめぐみN神経痛
2015/05/14
 漢方で不必要な水のことを痰湿といいますが、そ

れがたまった場所に風があたると痛みがでると漢方

的には解釈されています。

 痰湿を無くすることは難しいですが、水分特に

冷たい水分を控え、温かいものをとり、腎の働きを

活発にすることで多少痛みがましになります。


 漢方薬では、附子と桂皮などが配合されたもの

がよく用いられますが、特に八味地黄丸や牛車腎

気丸がその代表です。

 ただし、それだけでは痛みはましにはなりません

。血の流れを良くしたり、血をきれいにすることも

重要で、冠元顆粒や牛黄を加えるとよりいっそう

痛みはましになります。

 水分代謝の悪い方や、足などのむくみが見られる

方は、痛効散や霊鹿参などが向いています!

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